2019-04-04

面倒なことはガジェットで自動化しよう 部屋を「スマートホーム」にして得た便利な暮らし

スマートホーム

ブロガーのせにょーるさんが、スマートホーム化した自宅を紹介します。家の中での面倒な作業を解決したいという思いから、照明を好きな明るさに変えられるスマート電球「Hue(ヒュー)」、エアコンのスイッチを自動で切り替えられるスマートリモコンの「Nature Remo(ネイチャー リモ)」などを導入しました。

皆さん、こんにちは! せにょーると申します。普段はインターネットにあるサーバーを守ったり作ったりしているお仕事をしています。

突然ですが、皆さんは「自分の部屋」は好きですか? 私は大好きです。好きな家具や小物を詰め込んだ部屋で、ずっと好きなことをやっていきたいと思っています。

例えば、尊敬する小川一水先生のSF小説『天冥の標』を1巻から読み返したり、友達とNintendo Switchで「スプラトゥーン」を遊んだり、とり溜めしているドラマをくつろぎながら見たり、趣味のプログラムをせっせと書いたり……。

はー、好きなものに囲まれて好きなことをやれる環境って素晴らしい! 

 

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好きな家具、好きなクッション、好きな照明!

 

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好きなゲーム、好きな音楽、好きな本!

 

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好きなインテリア! 好きな小物! 最高〜!

 

しかし、大好きな部屋でくつろぐためには、済ませなくてはならない面倒なことがたくさんあります。

鍵を開けて、部屋の明かりをつけて、エアコンのスイッチを入れて……。鍵がいつの間にかお財布からワープしていたり、各種リモコンがいつもの場所からなくなっていたりすると、探す手間も増えてしまいます。面倒過ぎる…...! そもそも、エアコンはスイッチを入れてから快適な温度になるまで待つのも面倒!

そこで、単純作業の繰り返しは自動化せよというエンジニアの習性を働かせ、あらゆる家具をインターネットにつないで自動化・リモート化を進めていったところ、いつの間にか部屋が「スマートホーム」になっていました。

今回は、市販で購入できる上に、工事の必要もなく簡単かつ便利にスマートホーム化できる電子機器(ガジェット)を紹介しつつ、私がそれを使ってどのように家の中の面倒ごとを解決したかを説明していきたいと思います。 

どんなガジェットを使って部屋の「面倒ごと」を解決したか

あらためてになりますが、スマートホームとは、家の電化製品をネットワークでつないで、スマートフォンや音声で操作できるようにしたり、センサーやGPSで自動的にコントロールしたりして、快適な暮らしを実現する家という意味です。

私は賃貸マンションに暮らしています。写真の部屋は9畳で、この他に4畳程度の書庫もあります。駅から近くて便利な立地にありますが、オール電化などには対応していない、よくある普通の内装です。

そんな部屋でも、便利なガジェットを使うことで、住みやすいスマートホームに変えることができます。まずは、私がどんなガジェットを使ってスマートホームを実現したか、実例をもとに紹介します。

【1】照明やエアコンのスイッチを自動で切り替えたい
【2】近づくだけで玄関の鍵を開閉したい
【3】「おはよう」と呼び掛けるだけでコーヒーを自動抽出

【1】照明やエアコンのスイッチを自動で切り替えたい

照明やエアコンは、家に帰ったら自動でついてほしいし、家を出たら自動で消えてほしい。そんなときには、スマートリモコンの「Nature Remo(ネイチャー リモ)」とスマート電球「Hue(ヒュー)」を導入しましょう。どちらも1万円ちょっとで購入できます。

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スマートリモコン「Nature Remo」

 

こちらは、Nature Japanが販売するNature Remo。リモコン(赤外線)でコントロールするエアコンやテレビなどの家電を登録しておくと、スマートフォンにインストールした専用アプリで操作することができます。

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Nature Remoのアプリ画面

 

登録した複数の家電を、一つのボタンでまとめて操作できるので、出掛ける前にテレビとエアコンの電源を同時に消すことも可能。スマートフォンのGPS機能を使えば、アプリ上のボタンを操作する必要もありません。

例えば、アプリの設定画面で「家から何キロ離れたら電源をオフにする」「家から何キロ以内に近づいたらオンにする」というルールを指定すると、現在地からの距離で自動的にスイッチを切り替えられます。部屋の中にいるときだけでなく、外にいるときから家電を操作できるということです。

また、Nature Remoには温度センサーも付いているので、「室温が27度以上になったら冷房をつける」というルール設定も可能です。

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さまざまな条件で家電を操作できる

 

Nature Remoは日本のベンチャー企業が作ったスマートリモコンなので、日本のエアコンの設定が充実しています。


また、電球をHueにすると、スマートフォンから好みに合わせて明るさを変えることができます。

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スマート電球「Hue」

 

フィリップスが販売するHueは、一言で表すと「インターネットにつながる電球」です。通常の電球をHueに入れ替えて、同梱されている付属品をWi-Fi ルーターに差し込むだけで設定は完了します。

実際に、どのようなシチュエーションで色を変えているかというと……。

スマートホーム朝起きたとき。

 

スマートホーム会社から帰ってきたとき。

 

スマートホーム読書をするとき。


このように、Hueがあれば「朝起きるときは目覚めやすい明るさにしたいし、仕事から帰ってきたときはもう少し落ち着いた明るさにしたい……。本を読むときはもっと暗く、集中して読書ができるような明るさにしたい」といった要望も叶えてくれるのです。 

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明るさを変えるアプリ画面。「明るめ」「暗め」から「サバンナの夕日」まで、いろいろな種類がデフォルトで用意されている


部屋の電球に設置した全てのHueは、スマートフォンにインストールした専用アプリで操作できます。そのためHueが複数ある場合も、アプリでそれぞれの明るさを管理できるので便利です。私は、間接照明を含む全ての電球をHueにしています。

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例えばこちらは読書に使っている間接照明です。山田照明の「Z-LIGHT」というもので、電球をHueに付け替えています。手元を照らして、カリモク60の「Kチェア」に座りながらゆったり読書できる環境は最高です。

同じZ-LIGHTを、ダイニングテーブルで作業をするときの照明にも使っています。このとき、Hueは強めの青色に調整して、プログラミングに集中できるような環境にしています。

ちなみに、Nature RemoとHueは、いずれもアプリから「自宅から離れたらスイッチをオフ、近づいたらスイッチをオン」の設定が簡単にできるので、リモコンいらずの生活を始めるにはぴったりのガジェットです。慣れてきたら、好みの設定に調整してみましょう。

【2】近づくだけで玄関の鍵を開閉したい

玄関の鍵を開けたり締めたりすることも面倒だったので、Qrioのスマートロック「Qrio Lock(キュリオ ロック)」を導入しました。

こちらは、すでに設置されているドアの鍵を自動で回してくれるというもの。付属の両面テープを使って取り付けるだけなので、大掛かりな工事は不要です。賃貸住宅でもすぐに使用できます。私は19,000円ほどで購入しました。

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Qrio Lockには、スマートフォンのGPSと連動した「手ぶら解錠」機能が実装されているので、玄関のドアに近づくだけで鍵が解錠されます。そのスムーズさたるや、あれ、鍵閉めたかな? と不安になるくらいです。

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アプリ画面上で、鍵をきちんと締めたかを確認できる

 

もちろん、鍵を締めたかどうか確認できる機能もあるので、不安は皆無です。

また、元の鍵に被せる形で設置するので、Qrio Lockを導入したからといって、これまで使っていた鍵が使えなくなるということはありません。スマートフォンの電池が切れたときのために、お財布の奥に普通の鍵を忍ばせています。……と言っても、使用するのは年に1回くらいですが。

友達が泊まりにきたときも、Qrio Lockは便利です。シチェーションに合わせた“合鍵”機能として、利用時間に制限がある「ゲストキー」を発行することができます。

ゲストキーを渡したい友達には、専用のURLを送って、手順にしたがってアプリをインストールしてもらうだけ。簡単なステップで部屋の鍵を共有できます。

【3】「おはよう」と呼び掛けるだけでコーヒーを自動抽出

朝起きたら、すぐに入れたてのコーヒーが飲める。そんなシチュエーションも、Googleのスマートスピーカー「Google Home」と、ティーピーリンクジャパンのスマートコンセント「TP-Link WiFi スマートプラグ」を使えば実現可能です。安い方の「Google Home Mini」を買えば、合わせて9,000円以下で導入できます。

Google Homeには、「おはよう」と呼び掛けるとその日の天気やニュースが聞けるという機能があります。毎朝利用しているという方もいると思いますが、そこに新たな機能を追加できることは知っていますか?

私はこの機能を利用して、Google Homeに「おはよう」と呼び掛けることで、コーヒーメーカーの電源をオンにするように設定しています。


google homeのルーチンと連動してコーヒーを淹れる


仕組みは、スマートコンセントにつないだコーヒーメーカーのスイッチを常時オンの状態にしておき、スマートコンセント側で電源を切り替えるというものです。このスマートコンセントは、国の定める安全基準の検査に合格した電気製品の証明として技適マークやPSEマークも取得しているので、安心して使用できます。

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「おはよう」と一度呼び掛けるだけで何を動かすかは、アプリ上で設定できる


Google Homeのアプリにある「ルーティン」という設定から、「おはよう」「ただいま」「おやすみ」といった言葉に反応して何を実行させるかを編集できます。そこに、スマートコンセントをオンにする設定を入れると完了です。

「ルーティン」機能では、複数の家電のオン・オフを設定できるので、先ほど紹介したHueやNature Remoの操作も可能です。起きたときにやることを、この機能に全部集約させてしまいましょう。

最近の私は、帰宅後にまず推しのバーチャルYouTuberの動向をウォッチすることがルーティンになっているので、Google Homeに「ただいま」と呼び掛けることで、YouTubeの動画を再生するようにしています。


google homeのルーチンと連動してyoutubeの動画を再生


これで推しの動画を見逃すこともないぞ。


こうして面倒ごとをいろいろと自動化していったところ、テレビやエアコンのリモコンを探すことも部屋の鍵を探すこともなく、3年が過ぎていきました。スイッチ? リモコン? 何それ? ボタン押すなんて面倒じゃない? という素晴らしい状況が続いています。

家に帰ったらすぐにやりたいことができる環境が整っているので、毎日がとても楽しいです。「鍵、かけたっけ?」とか「部屋のエアコン、切ったっけ?」という心配もないので、精神的に楽な生活を過ごしています。

スマートホーム化にハマると、どんどん突き詰めたくなる

今回紹介したガジェット以外にも、部屋のスマートホーム化をどんどん進めています。これまでに比べると上級者向けではありますが、突き詰めるとこうなるよ! という例を最後に紹介しましょう。

例えば、Smart Atomsのスマートクロック「LaMetric TIME」。私はこの時計で、さまざまな情報を得るようにしています。


LaMetricでニュース垂れ流し

私は趣味や仕事でアプリを作り、それをサーバーで監視しているのですが、エラーが発生した際に時計の画面にアラートを表示させることもできます。

その他には、Twitterアカウントのツイートも表示させられるので、テレビを見ながら、同じ番組を見ている好きなTwitterユーザーのツイートを追い掛ける……という楽しみ方もできますね。 

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食事についてのアドバイスを通知


もう1つはスマート体重計「Withings Body」と、歩数を記録するアプリ「Withings」を連携させた健康管理ツールです。

体重と歩数、2つの数値を出力・解析し、翌日の食事に関するアドバイスをスマートフォンの通知で受け取るように設定しています。「昨日はよく歩いたから少しカロリー高めの食事をとっていいよ」とか、「あまり歩いてないから、低カロリーな食事を心掛けるようにしよう」とか。

解析時にGoogle Apps Scriptというプログラミング環境を利用しているのですが、これがとても便利なので部屋をスマートホーム化しているエンジニアの方には導入をおすすめします。

次の目標は「スマートキッチン」

便利な生活を送っていることで、スマートホーム化はだんだんと落ち着きを見せています。そこで、最近は「スマートキッチン」に取り掛かっています。

体重と連動させた食事のレコメンドもその一環です。将来的には、レシピやおすすめの食べ物を提示できるようにしたいと考えています。

また、食洗機や、シャープの自動調理鍋「ホットクック」の導入も検討しています。レシピからの買い物リスト生成や、買った食材の在庫管理の仕組みもせっせと作成中です。早く、料理の楽しさだけを残した素敵なキッチンにしたいです。

ゆくゆくは、自分で自分を管理するシステムを作って、いろいろな面倒ごとをシステムにアウトソーシングできるようにしたい……。目標はマンガに登場する未来都市のような部屋です。

せにょーる

エンジニア。ミステリとSFが大好き。
ブログ:ワタナベ書店

編集:はてな編集部

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